むらのできごと
2023.09.19
村長通信NO168 地中熱調査
村長の馬場です。
赤井川村の二酸化炭素排出量が年間2.5万tであるとの独自調査による推計結果をまとめ、今年の3月に「ゼロカーボンビレッジAKAIGAWA推進戦略」を策定したことは以前にもお知らせしたとおりです。
そしてこれを機会に5月にゼロカーボン宣言をさせてもらいました。
ゼロカーボンへの取り組みのスタートとしては公共施設からということで、今年は温泉熱を温泉施設や体育館の補助暖房に活用する工事を進めています。
村の公共施設の多くはバブル前後に整備した公共施設が多いため、熱効率が現在の建物より悪く電気の消費量も多いのが現状です。
また、現状燃料高騰も相まって、何と昨冬の役場のひと月の電気料金が百万円を越える月が出てしまいました。
このまま大量の電気使用を続けると化石燃料消費量も減らせず、財政的にも負の影響を続けることになってしまいます。
この為、温泉熱以外の補助エネルギー確保を目的に地中熱と太陽光、木質バイオ等の活用が出来ないか、今年度国の支援を貰い調査をすることにしていました。
その第一段として、現在役場中庭にボーリングで100m強の穴を掘り、地中熱調査を実施しています。
この調査で安定した地中熱が確保出るとの結果が得られれば、次年度以降国費の支援も要請しながら、役場本庁舎のエネルギー効率を向上さぜる検討を進めたいと考えています。
災害時等の拠点となる庁舎ですが、建て替えるとなると膨大な費用が必要となるため、何とかリノベーションで後25年程度は利用継続したいと職員共々関係機関の協力を頂きながら頭をひねっています。