むらのできごと

むらのできごと

2020.01.01

村長通信NO30 明けましておめでとうございます。 

村長の馬場です。

みなさん新年は無事平穏に迎えていらっしゃいますか?

赤井川村広報に掲載した新年のご挨拶をここに転記させていただき、新年のご挨拶とさせて頂きます。

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※昨年研修で富士吉田市を訪問させて頂きました。

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新年明けましておめでとうございます。新天皇が即位し年号も令和と改められ

私も赤井川村長として初めて迎える新しい年であり、皆様とともに新年を迎え

られることを大変嬉しく思っております。 

皆様には常日頃より村政運営全般に渡り、深いご理解とご協力を頂いているこ

とに対し改めて心より感謝とお礼を申し上げます。 

さて、村を取り巻く昨年の状況を振り返りますと、各方面のご協力により

6月10日には開村120年記念式典と関連する行事を無事終了することが

でき、一つの区切りとすることが出来ました。

主産業である農業は冬期間少雪だったことから、例年より雪解けは早く4月か

ら順調に春耕作業が開始できました。

畑作物は5月以降も高温晴天が7月頃まで続き、ブロッコリーなど高温に弱い

一部の作物を除き全般的に生育は良い状態でた。しかし、生育が順調な分前進

出荷が集中した作物も多く、市場価格の低迷が影響し農家経済にも影響を与え

る結果となりました。水稲については、生育にばらつきが見られる水田もあり

ましたが、出来秋は平年並みの作柄を確保できたことから、収穫までは順調

であったと言える年になりました。 

観光分野では、「道の駅あかいがわ」への来館者が4年目で300万人を達成

することができましたことは、村民をはじめ多くの方々に認知されてきた結果

であると思っています。

キロロにおいては12月にコンドミニアム2棟とミックスリフト1基が新た

にオープンし、会社の体制整備も進められており、今後の開発整備計画も含

め連携協力した取り組みを積極的に進めたいと考えています。 

新幹線のトンネル工事につきましては、特に曲川・都・落合方面の皆様のご理

解とご協力により、掘削・捨て土処理は計画に沿って進められています。

10月末掘削の進捗状況は落合工区トンネル47.6%、北上沢工区トンネル57.9%となっており、明治工区については現在発注準備が進められている

ところです。 

住民生活では、余市赤井川間を運行する中央バスのダイヤ改正に伴う減便に対

応するため、法定の地域公共交通活性化協議会を立ち上げ、村公共バスとして

暫定的ではありますが減便への対応を実施すると共に、今後の公共交通のあり

方と交通弱者への対応の検討協議をスタートさせることが出来ましたので、今

後協議結果を踏まえた実効性のある計画を策定し、村の地域公共交通の安定化

を進めたいと考えています。 

介護・福祉関係では、介護三事業の外部発注については、サービスの向上と運

営体制の安定化を目指し、議会議員のみなさんとの議論を継続させてもらいな

がら、より良い形で進められるよう引き続き努力します。 

令和2年は村の新たなスタートの年と位置づけています。私としても初めての

予算編成となりますので、貴重な財源を持続可能な村づくりに効果的に運用で

きる予算編成にしたいと思っています。 

昨年11月に地区別懇談会を開催させて頂き、多くの皆様から様々なご意見を

頂きました。村として直ぐ対応できるものから、十分な検討を要するものまで

課題は多いと感じています。特に今年は第4期総合計画の中間見直しの年であ

ることから、課題を分析しながら計画に少しでも反映できればと考えています。 

特に基幹産業である農業分野では、次の世代へ繋げるためにも基盤となる優良

農地の確保と農業を職業として村への定住を目指してくれる新規就農希望者へ

のサポートを安定的に行える体制を再構築することが急務と感じています。

この点については農業委員会とも協力しながら取り組みを進めます。 

介護・福祉分野においても、地域住民の現状を戸別訪問などを通じながら的確

に把握し、地域資源となる人と物を効果的に繋げられるよう、社会福祉協議会

をはじめとする関係機関と協力・協働した事業展開を進めたいと思います。 

いずれにしても、様々な課題解決には財源確保が必要になります。

当然無駄を省きながら節約することは必要ですが、少しでも財源を確保するた

めには、個人版ふるさと納税といった取り組みだけではなく、新たな企業版ふ

るさと納税制度の活用や再生エネギー発電事業など、村を応援してくれるSDGs

を意識した優良企業との連携などにも力を入れなければならないと考えています。 

結びになりますが、令和2年も村内に多くの人が訪れてくれることが見込まれ

ます。 

その関係人口を活かす努力も私たちは続けなければなりません。 

村職員にはそれぞれの立場で今何をすべきか、将来に向けどうすれば住民に住

んでて良かったと思ってもらえるのかを考えながら仕事に向かってほしいと伝

えていますので、皆様には引き続きご支援ご協力をよろしくお願い致します  

村民の皆様にとって幸多き年となるよう心からお祈り申し上げ新年のご挨拶と

させて頂きます。

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