目指せ!新規就農!赤井川農家道 Vol.9
こんにちは!赤井川村農業委員会です!
前回の農家道で研修生の紹介がいったん終わりましたので、次の企画『農家道の先』シリーズを今月から始めます!
このシリーズでは、赤井川村に新規就農した方が現在どのように赤井川村で過ごしているのかを紹介します。
第1回目は、赤井川村で最初(調べられる限り)に新規就農した方「連 茂」さんの現在を紹介します!
連さんは、なんと就農してから30年を迎える大ベテランとなっています。
Q1 最初の作付けを教えてください。
最初は、ミニトマトとメロンを研修していました。特にミニトマトは、村の中でも作っている人が少なくて、苦労もあったがやりがいを感じていました。
Q2 現在の作付品目はどのようになっていますか。
今は、ミニトマト、メロンにアスパラ、じゃがいも、かぼちゃ、とうきびなどたくさんの作物を育てています。
Q3 その中で、過去に失敗談などはありますか?
ミニトマトがひと月の平均で1箱200円というときがあって、箱代、運賃などを含めると、自分の手取りが何もないことがありました。
農家はギャンブル性があって、天候や他の産地の影響により売値が大きく変わってしまうことが多々ありました。それが嫌なら「他の方法を考えないといけない」と思い、当時パソコンを持っている家庭は少なかったけれど、自分の農園のホームページを作ったり本州へ足を運んだりしました。
Q4 赤井川村に来たきっかけは何ですか?
農家をやりたい気持ちもあったが、それよりも子育てをしたいと思える土地を探すために全道を回っていて、その中で赤井川村役場の当時の担当課長さんが一番よくしてくれたのが、きっかけです。
赤井川村は、札幌まで高速を使わずに2時間未満で行けて、本州のような大きな災害も少ない。また、自然がいっぱいあって、想像する田舎暮らしができるから子供の感性が育つのも魅力だと思っています。
Q5 現在、村ではどんな活動をしていますか?
農家と村議会議員、クロスカントリースキーの先生をやっています。
自分が今やっていることは、今まで自分がお世話になった村への恩返しだと思って活動しています。
Q6 これから新規就農を目指す人へのアドバイスをお願いします。
自分でリミットを決めないこと。「倉庫は一人では作れない」「農家は一人ではできない」「そんなやり方じゃ儲からない」「無農薬でやるなんて変人だ」などいろいろ言われて来ました。例えば、有機野菜を作ることは当時、有機肥料が隣町まで行かないと買えないほど世に浸透していなかったけれど、自分がやりたいと思ったことを続けてみると、気づけば今では当たり前のようにスーパーでも売られている。
誰に何を言われても、まずは、やってみてほしい。たまに当たることもある!
Q7 最後に今後の目標があれば教えてください。
絵を描きたいなぁ。
事務局)絵ですか?
実は、読書をするのが好きで、その時間をもっと増やしたい。絵も描いてみたい。スポーツにも挑戦してみたい。そういった自分の趣味の時間を大切にして増やしていきたい。
連さんの熱い思いが伝わるインタビューでした。
連さんが運営する『Muraji Farm』のホームページはこちらから
https://yumebatake.sakura.ne.jp
次回も『農家道の先』シリーズで先輩新規就農者を紹介しますので、お楽しみに!
(赤井川村農業委員会事務局)