むらのできごと
2025.01.01
村長通信NO212 2025年元旦
新年明けましておめでとうございます。村長の馬場です。
昨年も多くのみなさんとの出会いがあり、赤井川村を知って頂きご支援いただけることが出来、心から感謝しております。この多くの出会いを赤井川村を元気にする糧にできるよう、今朝赤井川神社にて初詣を済ましてきました。
仕事始めは6日からなのですが、今年は雪が少なめな赤井川村なので、できればこのまま穏やかな年始が続けば良いと思っています。ただ、そんなに都合よくは行かないとも思っています。(笑)
新年のご挨拶は広報あかいがわに掲載させて頂きましたが、ここにもアップさせていただきます。
本年もよろしくお願いいたします。
下記が村広報掲載の年始のご挨拶です。
2025年 年頭あいさつ 赤井川村長 馬場 希
新年あけましておめでとうございます。
村民の皆様には常日頃より村政運営全般に渡り、深い御理解と御協力を頂いていることに感謝とお礼を申し上げます。
2025年は赤井川村が誕生して126年目となります。幾多の苦労を乗り越えて今日の赤井川村を築いてこられた多くの先人たちに、改めて敬意を表するとともに、このように自然と感謝の気持ちが湧いてくるのは、新しい年を迎え何かと混沌としている世の中ですが、今を生きる村民一人ひとりがこの村を後世につないで行く主人公であることを私自身が感じているからだと思います。
さて、昨年を振り返りますと1月1日に能登半島を襲った地震は正月気分を吹き飛ばす出来事でしたが、翌2日の羽田航空機事故の衝撃的映像は、この先にいったいどんな事が起こるのかと多くの方が不安に感じたのではないでしょうか。連日の地震報道や世界各地で起きている戦争や紛争の報道は、村で生きる私たちの生活実態からはなかなか実感できないことですが、他人事とは思わずに自然災害や事件事故を想定した村としての備えを少しでも整えなければならないと改めて強く感じる1年でもありました。
私としても村長として仕事をさせていただき2期目の折り返しを迎える年であり、「安心して暮らせる村づくり」を進めるとして掲げた5つの目標を推進する大事な年になると考えています。
主産業である農業分野においては、頑張る農業者を応援する施策として進めてきた農業振興対策事業については、これまでの支援内容を一部見直しつつ、デジタル化等に対応した経営改善や農産加工品の開発などに積極的に取り組む農業者や生産者団体を応援するとともに、遊休農地の活用や新規就農希望者の受け入れを引き続き推進します。観光分野においては引き続きDMOと連携しながら、本年11月から導入予定の宿泊税を有効活用した施策の充実を目指します。
子育て支援については、小学校の統合に合わせた教育環境(小学校・中学校の施設改修含む)の充実や、放課後の子どもたちの居場所づくりを進め、世代間の交流も展開できるよう進めます。また、新生児やその保護者との関りを強化しながら、安心して生み育てられる環境づくりを推進します。
生活関連分野では、診療所の運営体制が新しくなったこの機会に医療・介護・福祉の連携をより一層強め、高齢者をはじめ村民が健康で過ごせる環境づくりを推進します。また、むらバスを中心とした村内外を結ぶ地域公共交通については、現在実施中の実証運行の結果を踏まえながら、より利用しやすいバスを目指し安全運行を推進します。消防支署設備の強化として汎用型タンク付き消防車を導入し、村民の生命と安全を守る環境整備も進めます。
ゼロカーボン・再生可能エネルギー活用分野では、村有林の整備に加え公共施設の整備第2弾として、地中熱利活用や太陽光発電を活用した役場庁舎のリフォームに着手します。また、区会が管理する街灯のLED化支援に取り組みます。
昨年から進めている村内の新しい産業づくりを担う中核プレーヤー(人材)の発掘・育成の取り組みについても、引き続き常盤地区山村活性化支援センターを拠点に事業の拡大とまちづくり団体の設立を目指します。
また、小学校統合後の都小学校施設の利用に関する計画は、大変大事な事業でもあります。
このように2025年から大型の施設整備を含むプロジェクトが動き出しますが、財政の健全化にも取り組みながらの各種事業実施のため、いかに財源を確保しながら進めるかが私に課せられた大きな課題でもあります。この点については職員と共に国・道の関係機関や民間の力も借りながら、新年度予算にしっかり反映させなければならないと思っています。
結びに、種々新年度に向けた取り組みを先述させていただきましたが、新年を迎え村民の皆様が安心して暮らして行けるよう、村議会議員の皆様とも課題解決に向けた議論を重ね、役場職員一丸となってより良い村づくりに努力することをお伝えし、年頭のあいさつとさせて頂きます。