むらのできごと

むらのできごと

2014.12.05

今月のオススメ図書(2014年12月)

今月の特集は「直木賞受賞作」です。

直木賞(正式には直木三十五賞)は、無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に

与えられる文学賞です。

同時に発表される芥川賞に比べ、無名・新人作家に対する賞でしたが、現在では

中堅作家が主な対象とされていて、ベテランが受賞することも多くなっています。

受賞は年2回発表され、2014年上半期には黒川博行さんの「破門」が受賞しました。

 

 

「恋歌」朝井まかて著

 幕末の江戸で熱烈な恋を成就させ、天狗党の一士に嫁いで水戸へ下った

 中島歌子。だが、尊王攘夷の急先鋒である天狗党は暴走。内乱の激化に

 ともない、歌子は夫から引き離され、囚われの身となった・・・。

 第150回直木賞受賞作。 

 

 

「昭和の犬」姫野カオルコ著

 柏木イク、昭和33年生まれ。いつも傍らに、犬。犬から透けて見える

 飼い主の事情。『リアル・シンデレラ』以来となる長編小説。

 第150回直木賞受賞作。

 

 


「ホテルローヤル」桜木紫乃著

 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、貧乏寺住職の妻、

 舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、

 妻の浮気に耐える高校教師、ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。

 第149回直木賞受賞作。

 

 

「何者」朝井リョウ著

 就活の情報交換をきっかけに集まった5人。自分を生き抜くために必要なことは、

 何なのか。この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。

 影を宿しながら光に向いて進む、就活大学生の自意識をリアルにあぶりだす、

 書下ろし長編小説。

 第148回直木賞受賞作。

 

 

「下町ロケット」池井戸潤著

 佃航平は宇宙工学研究の道を諦め実家の町工場を継いでいたが、

 経営はまさに崖っプチ。だが世界最先端の技術で特許出願をしていた佃製作所に、

 ロケット開発という思わぬ展開が…。

 第145回直木賞受賞作。

 

 

「利休にたずねよ」山本兼一著

 千利休は、時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭へと昇り詰めていく。

 しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、切腹を命ぜられる。利休の人生とは、

 どのようなものだったのか。

 第140回直木賞受賞作。2013年市川海老蔵主演で映画化。

 

 

「小さいおうち」中島京子著

 昭和初期東京、戦争の影濃くなる中での家庭の風景や人々の心情。

 ある女中回想録に秘めた思いと意外な結末が胸を衝く。

 第143回直木賞受賞作。2014年松たかこ主演で映画化。

 

 

「空中ブランコ」奥田英朗著

 色白でデブの伊良部総合病院・精神科医・伊良部一郎のもとには様々な

 悩みを持った患者が訪れる。この医者はヤブ医者かはたまた名医か。

 大人気シリーズ第2弾。

 第131回直木賞受賞作。

 

上記の他に、第134回直木賞受賞作「容疑者Xの献身」、

第151回直木賞受賞作「破門」などもあります。

 

教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。

役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで

365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。

この機会に一度足を運んでみてください。

なお、本年度3回目の新刊図書購入を12月中旬に予定しています。

お楽しみに!

 

 投稿者:教育委員会

戻る