むらのできごと
2016.09.06
今月のオススメ図書(2016年9月)
日が暮れるのが早くなり、家に早く帰りたくなる季節です。
自分の心が一番安らぐ場所であり、人生の半分以上を過ごす場所が「家」。
それぞれの家には様々なドラマがあることでしょう。
そんな「家」に関する小説を集めてみました。
皆さんの家に似ている小説はあるでしょうか?
「荻窪シェアハウス小助川/小路幸也」
十九歳春、佳人のシェアハウス生活が始まった。
一緒に暮らすのは年齢も職業も様々な男女六人。
佳人は夢を見出すことはできるのか?
「桜ハウス/藤堂志津子」
かつて同じ家で暮らした4人の女性が7年ぶりに顔を会わせる。
会わずにいた歳月は皆を変えて・・・
それぞれの時を生きる女性たちを、あたたかく、ほろ苦く描く連作集。
「小さいおうち/中島京子」
昭和初期東京、戦争の影濃くなる中での家庭の風景や人々の心情。
ある女中回想録に秘めた思いと意外な結末が胸を衝く。
直木賞受賞作。2014年に映画化。
「還れぬ家/佐伯一麦」
十代で捨てた家を作家は妻とともに親を支えることになった。
父の死後、押し寄せる震災。
作家はただの命の輪郭を紡ぎだす。
佐伯文学の結実を示す感動の傑作長編。
「たんぽぽ団地/重松清」
元子役の映画監督・小松亘は、かつて主演したドラマのロケ地だった
団地の取り壊しと、「たんぽぽプロジェクト」を知る。
その代表者は初恋の相手。
あのころを信じる思いが奇跡を起こす。
「我が家のヒミツ/奥田英朗」
どこにでもいる平凡な家族のもとに訪れる、かけがえのない瞬間を描いた
「家日和」「我が家の問題」に続くシリーズ最新作。
笑って泣いて、読後に心が晴れ渡る家族小説。
「終の住処/磯崎憲一郎」
結婚すれば世の中が全て違って見える・・・わけはなかった。
結婚して11年、妻は口を利かなくなり、遠く隔たったままの二人に
歳月は押し寄せる・・・。
ベストセラーとなった芥川賞受賞作。
「家へ/石田千」
大学院生シンは、母と内縁の夫と新潟の海辺の町で育った。
一方、島に住む実の父とも交流を続けている。
複雑ながら穏やかな関係の家族だったが、シンの心に違和感が芽生える。
教育委員会図書は村民どなたでも借りることができます。
役場一階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であれば、いつでも借りられます。
また、健康支援センターでは絵本や児童書の貸出しを行っています。
この機会に一度足を運んでくださいね。
投稿者:教育委員会