むらのできごと
2023.12.20
村長通信NO171 師走
村長の馬場です。
10月後半から11月中旬までは上京するすることも多く、また地区別懇談会で村民の皆さんと意見交換するなど、忙しい毎日を過ごしていたら、早くも師走の時期になってしまいました。
今年の12月は思いのほか雪が少ないと思っていたら、昨日から少し本気をだしてきたのか、赤井川らしい12月の景色となってきました。
12月の定例議会は先週金曜日閉会しましたが、議員の皆様には提出した案件を全て承認、決定して頂き、また一歩仕事を前に進めることができることに安堵しております。
話は変わりますが、先日キロロクラブメッドグランド(旧ホテルピアノ)のオープンセレモニーに案内を頂き出席させて頂きました。ホテル内を見学させて頂きましたが、1階フロント周辺と2階部分は大きく改装され、以前のイメージとは随分変わり華やかになっていました。以前タウンという名称のエリアは一部日帰り利用が出来るレストランもあるようです。オープニングはカルデラ太鼓保存会の演奏で会場を盛り上げてくれていました。私も地元代表としてスピーチさせて頂きましたが、目の前にいる方々は私の知る関係者以外は海外の方が多く、通訳をお願いしてのスピーチでした。
後10日程で今年も終わりを告げることになりますが、まだまだ忙しい日々が続きそうです。
2023.10.19
村長通信NO170 ウガンダからのお客様
村長の馬場です。
夏から初冬に一気に季節が移り替わっていくように、足早に紅葉も進んでいる赤井川村です。
今週は月曜日に臨時議会を開催して頂き、9月の大雨で崩れた法面等復旧予算の専決処分案をはじめ、温泉施設のボイラー等改修工事契約及び山村活性化支援センターの指定管理者の指定、補正予算案について慎重審議を頂き可決決定して頂きました。また、小学校の適正配置の特別委員会も同日開催して頂き、教育委員会から検討状況の報告をさせて頂きました。
そのほかに議会協議会も開催して頂き、役場内で検討を進めている事案について説明させて頂き、議員の皆さんからのご意見を更なる検討の課題とさせて貰うことができました。
来年度予算編成に向けた準備も既に始まっており、秋の深まりと共に役場も忙しい日々が続きます。
さて、昨日北海道国際交流・協力総合センターからの依頼で、JICAプログラムの「ウガンダ国西ナイル・難民受入地域レジリエンス強化プロジェクト」の研修として、ウガンダ国の行政機関職員13名が本村を訪問してくれました。
対応は主に総務課と産業課職員があたってくれたのですが、私も歓迎の挨拶をさせて頂きました。
赤井川村での研修テーマは「赤井川村の農業・6次産業化の取り組み」というもので、役場と生産者や生産者組織との連携や特産品開発の取り組みを中心に、農業振興全般に係わる取り組みの説明をさせてもらいました。
ウガンダ国を含めた周辺国は多くの課題を抱えており、そのなかでウガンダ国は周辺国から難民が多く流入する中心国のため、難民も含めた新たな国づくりや地域づくりの計画策定を急いでおり、その計画策定調査の一環として日本を訪れていると説明を受けました。
ウガンダ国には村という行政単位はないようですが、村内の様子をみた感想として「自分たちの村のイメージからすると赤井川村は町です。」と感想を伝えてくれました。赤井川村の取り組みが少しでもウガンダ国の発展の参考になればこれほど嬉しいことはありません。
2023.09.25
村長通信NO169 健康はみんなの願い
村長の馬場です。
薄い雲が空を覆いスッキリと秋晴れとは行きませんが、穏やかな月曜日の朝を迎えた赤井川村です。
さて、一週間前の9月16日土曜日に「第28回ふれあい健康まつり」が開催されました。実は、職員には「情報は生ものなので新鮮なうちに発信しなさい。」と言っている私が1週間遅れの情報をアップするのは「言っていることとやっていることが違う。」と職員に怒られそうですが、遅ればせながらお伝えします。(笑)
当日は雨の心配も無く、早朝より実行委員会の皆さんやサポートボランティアの団体の皆さんが忙しく開催準備を進めてくれていたおかげで、おまつりがスタートすると会場に集まった村民の皆さんは楽しい時間を過ごせたようでした。
コロナで中止になったり、規模縮小したりと関係者の皆さんは大変苦労されたと思いますが、普段なかなか会えないサポートボランティアの皆さんの情報交流の場でもあり、わいわい運動会や歩こう会などを皆で楽しみながら、身近なところから健康を考え行動することの大切さを確認するためにも有意義なイベントになっていると思っています。
余市警察署や北後志消防組合赤井川支署をはじめ多くの関係機関の皆様にもご協力を頂いて、今年も無事終了することが出来たと思います。関係者の皆さん大変ご苦労さまでした。
因みにボランティアで出店してくれた綿アメは子供はもちろん大人にも人気でしたが、気温も少し高かったのでかき氷がとても有難く、私は二杯も頂いてしまいました。
2023.09.19
村長通信NO168 地中熱調査
村長の馬場です。
赤井川村の二酸化炭素排出量が年間2.5万tであるとの独自調査による推計結果をまとめ、今年の3月に「ゼロカーボンビレッジAKAIGAWA推進戦略」を策定したことは以前にもお知らせしたとおりです。
そしてこれを機会に5月にゼロカーボン宣言をさせてもらいました。
ゼロカーボンへの取り組みのスタートとしては公共施設からということで、今年は温泉熱を温泉施設や体育館の補助暖房に活用する工事を進めています。
村の公共施設の多くはバブル前後に整備した公共施設が多いため、熱効率が現在の建物より悪く電気の消費量も多いのが現状です。
また、現状燃料高騰も相まって、何と昨冬の役場のひと月の電気料金が百万円を越える月が出てしまいました。
このまま大量の電気使用を続けると化石燃料消費量も減らせず、財政的にも負の影響を続けることになってしまいます。
この為、温泉熱以外の補助エネルギー確保を目的に地中熱と太陽光、木質バイオ等の活用が出来ないか、今年度国の支援を貰い調査をすることにしていました。
その第一段として、現在役場中庭にボーリングで100m強の穴を掘り、地中熱調査を実施しています。
この調査で安定した地中熱が確保出るとの結果が得られれば、次年度以降国費の支援も要請しながら、役場本庁舎のエネルギー効率を向上さぜる検討を進めたいと考えています。
災害時等の拠点となる庁舎ですが、建て替えるとなると膨大な費用が必要となるため、何とかリノベーションで後25年程度は利用継続したいと職員共々関係機関の協力を頂きながら頭をひねっています。
2023.09.15
村長通信NO167 凱旋
村長の馬場です。
今日は連続投稿となります。赤井川中学校へ教育実習に凱旋している二人のお話です。
実は去年も一人卒業生が教育実習に来ており、来年も一人来る予定となっているようです。
去年の一人は実習が忙しく、私も忙しく会話をしたり現場を参観することが出来なかったのですが、今年は今日が実習最終日だと聞いたので、アポなしで学校訪問をしてきました。
この二人、ソラくんとリクちゃんは小さい時からスポーツマンで陸上、クロカンスキー、野球、バトミントンと中学まではお互いに切磋琢磨していた同級生です。
二人に話を聞くと「何としても教員になる」という志を強く持っているので、昨今教員不足が叫ばれるご時世に貴重な人材です。
因みに私も教育実習経験者ですが、二人のように真面目ではなく、高校で実習を行ったので結構はじけてました。(笑)
最終日ということで授業数は少なかったですが、ソラくんは授業をリクちゃんは実習ノートの整理を覗かせてもらいました。リクちゃんのノートの字が意外と綺麗だったので驚きました。
彼らが大学を卒業し教員になって赤井川村に再び凱旋してくれる日が楽しみです。
道教委のみなさん貴重な人材ですよ!
2023.09.15
村長通信NO166 今年のお米もいいかも!
村長の馬場です。
今日は朝から青空が広がり、湿度も無くとっても清々しい秋を感じる赤井川村です。この天気が少し続いてくれると色んな職種で仕事があずましく進んでくれると思うので、お天道様が悪さをしないよう空に向かって合掌しておきたいと思います。(笑)
さて、この素晴らしい天気の下、水稲の収穫が急ピッチで進められています。二週間ほど前に村長通信で強風で倒伏した稲がその後の大雨でどうなるのか不安である旨を投稿しましたが、その後天候も回復してくれていたことから、今のところ倒伏の影響は私が心配したほど無いようです。水田農家さんにお話を聞いても「べったり倒れていないので、この後雨が続かない限りは倒伏の影響はそれほど感じない。美味しい米が例年通り採れると思う。」とのことなので今年も美味しいお米が食べられそうです。
ただ、倒伏した水田の収穫作業にはどうしてもひと手間もふた手間も掛かるので今日も現地を見てきましたが、通常よりは人手を必要としているように見えました。
友人の農家さんのところにも寄らせてもらい、調整・精米した米を見せてもらいましたが、例年通りの出来秋とのことです。帰りに一回分の米をお裾分けしてもらったので、今晩早速新米を頂きたいと思います。
今夜は美味しいお酒が飲めそうです。(笑)
2023.09.14
村長通信NO165 敬老会
村長の馬場です。
今日は敬老の日を前に村の敬老会を開催しました。コロナの影響で三年前はキロロ、一年休んで昨年は村体育館と感染対策のため内容の簡素化や飲食は中止など、参加して頂いている先輩たちには大変ご不便をお掛けしましたが、今年はようやく元に戻り村の生活改善センターで開催することができました。
それでも会食はお弁当にするなのど少なからず以前とは多少違っていますが、参加頂いた約62名(対象者77歳以上174名)の皆さんにはこれまでの村に対するご協力とご労苦へのお礼を申し上げることができ安堵しています。普段なかなか顔を合わすことの少ない旧友とも再会出来て喜ぶ姿も多く、「開催出来てよかった」と心からそう思っています。
今年も保育所幼児のダンスパホーマンスや舞踊愛好会のお姉さま達による日本舞踊のステージには大きな拍手が送られていました。特に保育所幼児たちのステージを見守る先輩たちの顔は笑顔に満ち溢れ、自分たちのひ孫を見守る、ひーじいちゃん、ひーばあちゃんでした。(笑)
そして今年はキロロクラブメッドのスタッフも駆け付けてくれてステージパフォーマンスで会場を盛り上げてくれました。流石に前に出て一緒に踊る先輩は多くはありませんでしたが、みんなで手拍子を送り賑やかに盛り上がっていました。
帰りは皆さんに「楽しかった」と言って頂きましたので、来年もひと工夫できればと思っています。
ご出席頂いた先輩の皆さん、来年も元気で顔を見せてくれるのを楽しみにしてますよ~。
※マリーンをはじめクラブメッドのみなさんありがとうございました。
2023.09.06
村長通信NO163 鮮やかな黄色が広がっている
村長の馬場です。
まさしく残暑ですね。ひと昔前の赤井川村ならこの時期、朝晩はストーブが必要な年もあったくらいなのですが、昨晩外に出てもまだまだ過ごしやすいくらいの気温でびっくりしました。霜なんかは当分先なのかな~と思ってしまうくらいです。
さて、今日の話題は「エンジョイファームゆめ」を営んでいる湯澤さんご夫婦が22年前から作付けしているヒマワリのお話です。
作付け当初は輪作用緑肥として栽培していたものでしたが、営農規模縮小に伴い景観づくりと農地保全のためヒマワリの作付けを広げ、現在は所有畑のほぼ全面をヒマワリにしたそうです。
じゃらん等でも毎年紹介されるため、年々見学者が増えているそうでリピーターも多いそうです。
中にはブライダル撮影やドローンの撮影場所としての使用をお願いされる事もあるそうです。
今年は気温も高かったことから生育がいつもより早く、9日の土曜日くらいまでは何とか見頃は持ちそうということでした。
この週末は「まるっと農フェス」という初めてのイベントが開催される赤井川村なので、お越しの際は是非ヒマワリの景色もご覧いただけたらと思います。
タイミングが合えば湯澤さんのご主人が軽トラックで見晴らしの良い場所まで案内してくると思います。
そうそう、私が訪問した時に偶然にも保育所の子供たちが見学にきていて、畑の中を走り回っていました。帰りにヒマワリをお土産に頂けるということで、みんなで一本ずつ取らしてもらっていました。
湯澤さんありがとうございました。
2023.09.04
村長通信NO162 雲海が見頃です
村長の馬場です。
朝晩すっかり涼しくなり、冷水峠から眺める雲海も見頃を迎えています。
先日の森林整備活動で一段と見やすくなったので、先日の土曜日朝5時半の目覚めと共に、今期2度目の雲海ウォチャーを楽しんできました。
すっきり晴れた青空に一面の霧とはいかなかったのですが、すっぽりカルデラの里を包み込んだ雲海はとても幻想てきでした。
必ず毎日見られるわけではないですが、この時期晴れた日は結構な確率で観られるとおもいますので、みなさんも是非チャレンジしてみてください。
2023.09.04
村長通信NO161 水稲倒伏状況
村長の馬場です。
3週間ほど前の強風で風の通り道となってしまったところの水稲の倒伏が散見されていたのですが、それほど大きな被害までには至らないであろうと見込んでいました。しかし、先週木曜日~金曜日にかけての大雨(24h雨量60mm以上)により倒伏が一層進み、水田に溜まった水により稲が水につかり直ぐに収穫できない状況となってしまっています。今後の収穫作業状況によっては収量・品質に影響が出そうです。特に曲川地区から都地区、旭丘地区と池田地区の一部に倒伏が激しい水田がありました。
今年は高温によりビニールハウスで生産されている作物をはじめ、多くの作物の生育スピードが速く、併せて高温障害や病気の発生により減収が見込まれていました。水稲だけは順調と思っていたのですがここに来て風と雨にやられてしまうとは、農家さんの苦労を考えると何とか、減収被害が最小限になってくれるのを祈るしかありません。
倒伏した水稲の収穫には通常の何倍もの労力が必要になると思われるので、良い天気が続いてくれることを願うばかりです。
※水稲には共済制度やそれとは別に野菜も含め保険制度もありますが、それぞれ基準がありますので、今回の倒伏が対象として見てもらえるのか心配です。