むらのできごと
2023.09.04
村長通信NO162 雲海が見頃です
村長の馬場です。
朝晩すっかり涼しくなり、冷水峠から眺める雲海も見頃を迎えています。
先日の森林整備活動で一段と見やすくなったので、先日の土曜日朝5時半の目覚めと共に、今期2度目の雲海ウォチャーを楽しんできました。
すっきり晴れた青空に一面の霧とはいかなかったのですが、すっぽりカルデラの里を包み込んだ雲海はとても幻想てきでした。



必ず毎日見られるわけではないですが、この時期晴れた日は結構な確率で観られるとおもいますので、みなさんも是非チャレンジしてみてください。

2023.09.04
村長通信NO161 水稲倒伏状況
村長の馬場です。
3週間ほど前の強風で風の通り道となってしまったところの水稲の倒伏が散見されていたのですが、それほど大きな被害までには至らないであろうと見込んでいました。しかし、先週木曜日~金曜日にかけての大雨(24h雨量60mm以上)により倒伏が一層進み、水田に溜まった水により稲が水につかり直ぐに収穫できない状況となってしまっています。今後の収穫作業状況によっては収量・品質に影響が出そうです。特に曲川地区から都地区、旭丘地区と池田地区の一部に倒伏が激しい水田がありました。



今年は高温によりビニールハウスで生産されている作物をはじめ、多くの作物の生育スピードが速く、併せて高温障害や病気の発生により減収が見込まれていました。水稲だけは順調と思っていたのですがここに来て風と雨にやられてしまうとは、農家さんの苦労を考えると何とか、減収被害が最小限になってくれるのを祈るしかありません。



倒伏した水稲の収穫には通常の何倍もの労力が必要になると思われるので、良い天気が続いてくれることを願うばかりです。
※水稲には共済制度やそれとは別に野菜も含め保険制度もありますが、それぞれ基準がありますので、今回の倒伏が対象として見てもらえるのか心配です。
2023.09.01
村長通信NO160 村の子供たちは元気です
村長の馬場です。
今日は午前中から雨が続き、時々激しく降る生憎の天気ですが、この雨で季節が夏から秋に変わる気配がします。ただ、必要以上に降らないことを願っています。
さて、今日は赤井川小学校の公開参観日だったので午前中に子供たちの様子を覗いてきました。教室は昨年から稼働しているエアコンもあり、快適な環境で過せているようでした。


全部の学年を参観させてもらいましたが、子供たちと先生とのやり取りも活発で、グループ学習ではリーダーが率先して授業を進めるなど、日頃からの学習の様子が見て取れるものでした。


今日は生憎の雨でしたが、保護者を含め多くの方が参観に訪れてくれていたのも子供たちの励みになっていたように感じました。
これからも他の学校を含め元気な子供たちの様子を参観するため学校訪問を続けたいと思います。


もうひとつの話題は、中学校時代は学習にスポーツに大活躍していた山中新汰くんが、昨日村長室を訪問してくれました。山中くんは現在慶応大学に在学中ですが、アルペンスキーのナショナルチームに選出されていることから、この10月のヨーロッパ遠征から早くも今シーズンがスタートするということです。

スキーを続けるのもなかなか経費が掛かるので、自らスポンサー企業を探すなど勉強と両立させながらトップクラスでスキーを続ける苦労やワールドカップ出場を目標としていることなど、近況を沢山聞かせてくれました。中学時代は陸上とスキーで全国大会へ出場し入賞するなのど、当時から成長を楽しみにしていた一人でもあり、彼の活躍は後輩の励みにもなると思っているので、これからも応援したいと思います。
2023.08.29
村長通信NO159 見晴らしが良くなりました
村長の馬場です。
今日は猛暑も幾分和らぎ、村民のみなさんもホっと一息ついていることだと思います。しかし、週半ばにはまたまた気温30度を超える暑さが戻ってくるということなので、本当の涼しさは来週くらいからになりそうですね。ただ、先日の日曜日も突然の豪雨がありましたが、急な天候の変化はこれからもちょくちょくありそうなので、何だかあずましくない状況は続きそうです。
さて、今日の話題は冷水峠の展望所からの見晴らしを確保するため、今年で5回目(コロナで1年お休みしたので6年目)となる、国有林内をボランティアを募り整備する「カルデラの森森林環境保全整備活動」についてです。

2004年9月8日北海道に上陸した台風18号は風台風と呼ばれるほど強風が吹き荒れ、冷水峠を中心に村内の複数個所で木々がなぎ倒され、赤井川村は三日間ブラックアウトになったという災害がありました。
この時冷水峠の国有林が広い範囲で被害受け、一部分がハゲ山のような状況になりました。
ただ、台風の置き土産といっては言い過ぎではありますが、それまで冷水峠からの見晴らしは国有林の成長と共に全くと言ってよいほどカルデラ盆地が見えない状況だったため、この台風の影響で視界が開け一望できる状況が生まれました。
このことを切っ掛けに現在の展望所を整備したのですが、立木の成長と共に雲海をはじめとする景観の確保が難しくなっていきました。
このため、景観の確保について村としても色々思案していたところ、北海道森林管理局石狩森林管理署との協議の中で「森を守る住民参加のボランティア活動としてエリアを指定することにより、保全活動を実施できるかもしれない」とのアドバイスを頂き、その後の協議により今日のような活動に繫がったという経過があります。

そして今年も沢山の方に参加頂き、整備活動を実施することができました。当日は峠の上と言えど猛暑のため作業時間の短縮はしたものの、みなさん汗だくになり作業に取り組んでくれました。今回ボランティアにはクラブメッドのスタッフも15名程参加して頂き、飲み物まで提供してくれて力強い助っ人となりました。
また、当日作業を指導して頂いた石狩森林管理署長をはじめスタッフのみなさんは、お休みのところ駆け付けて頂き誠にありがとうございました。
作業時間も短縮したので予定した全ての間伐は出来ませんでしたが、残った分は職員が後日整理することにしています。
来年も実施予定のため多くの村民のみなさんの参加をお待ちしています。
※展望が開けた写真はどうした? とお考えの方は是非現地で展望をお楽しみください。

2023.08.25
村長通信NO158 ディエゴ氏来庁
村長の馬場です。
もう暑いと言うのも嫌なくらい暑いですね。農産物の生育にも市場価格にも影響が出ているようで、特にビニールハウスで生産しているトマト類やピーマンは日焼けと花飛びで出荷量が減少になっているのに加え、価格もあまり良くないらしく、二重苦、三重苦だとの話を伺いました。ある農家さんは「昨年が良すぎたからね」とは言っていましたが、この酷暑本当に来週には落ち着いてくれるのか神のみぞ知るでは笑い話にもならないところです。
今週から小中学校も三学期が本格的に始まり、学校にも賑やかさが戻って来ましたが、この猛暑で校外活動は控える措置が取られています。今日は室内プールも室内温度の調整が限界に来たので、臨時休館としました。
幸い赤井川村は保育所から中学校までエアコンが設置されているため、設置の無い学校に比べると幾分過ごしやすのはあるかも知れませんが、廊下や体育館などはエアコンは付いていないので、体調管理が心配です。ただ、先生方のケアもあり、今のところ学校内で体調不良が出ることは無いようなので一安心です。
さて、先日Club Med(kiroro)の日本代表にこの春就任したディエゴさんが役場を表敬訪問してくれました。同行したのは日本在住30年のアブデルさんとClub Med(kiroro)のマリーン村長さんでしたが、通訳の方が同行していなかったの一瞬「どうしょう」と思いました。しかし、アブデルさんは日本国籍を持つ方で日本語も堪能だったので一安心しました。

Club Med(kiroro)としては地元赤井川村との連携協力を強く望んでいる旨の申し出もあり、今後とも情報共有しながら連携した取り組みをしていきたい旨を伝えさせて頂きました。
明日冷水峠で午前中に行われるカルデラの森整備(展望台周辺)や村の敬老会にもスタッフがお手伝いに来てくれることになっています。何かパホーマンスも見せてくれるということなので、そちらも楽しみにしたいです。
2023.08.18
村長通信NO157 美味しい・赤井川
村長の馬場です。
一昨日からの強風でビニールハウスの一部や農産物の一部にも被害が出ているとの報告を受けています。この後の生育に大きな支障がでないか心配なところです。ただ、建物や人的な被害は報告されていませんので、胸をなでおろしているところです。
そんな強風後の話としてはなんですが、実は札幌市内にあるクロスホテル札幌さんとの連携のなかで、8月1日から31日までの一か月間、朝食と昼食に赤井川産野菜や加工品をふんだんに使ったメニューを提供する「赤井川村フェア」を開催頂いています。



後藤料理長が志向をこらしたそれぞれの料理はまさにアートです。

実は先日私も試食させて頂いたのですが、どれも素材を活かした料理ばかりで目と舌を楽しませて頂きました。料理長いわく「素材が良いから下味などに手を掛けることなく、素材そのものの味で十分料理を仕上げられる。」と赤井川産の作物に太鼓判を頂きました。

今後もクロスホテル札幌さんとは色々な連携が出来れば良いと思っています。
8月31日まで三階のレストランで食べて頂けるので、是非足を運んでいただけると嬉しいです。
※コース料理の全部を掲載できませんでした。(写真を撮らずに食べた料理もありました。笑)
2023.08.08
村長通信NO156 クロカンスキー講習会
村長の馬場です。
低気圧の影響で全道的に大雨の被害が広い範囲で出ている様子で、被災された地域の皆様にはお見舞いを申し上げますと共に、早期に復旧できることをお祈りいたします。また、台風の影響で九州・沖縄方面は長期にわたり災害規模の大荒れの天気が続いており、被害も拡大していると聞いていますので、今後の台風の動きも心配なところです。
さて、このホームページでも連日現地からのレポートがアップされている通り、現在4年ぶりに再開したオーストラリア研修に参加している中高生も元気に研修を続けているようで安心しています。コロナ明けということで今回はホームステイなしの学校訪問中心の交流となっていますが、ストラスモアの生徒達ともコミュニケーションが取れている様子が伺えますので、残り2日間を有意義に過ごして欲しいと思います。
さてさて、毎年夏休みの時期に開催している後志・札幌管内でクロスカントリスー競技を続けているジュニア向け講習会が先週役場前駐車場周辺を会場に開催されました。
今年もおといねっぷ美術工芸高校スキー部の監督と選手にコーチをお願いし、20数名のジュニア選手へ熱い指導を行ってくれました。
参加した赤井川の小中学生も管内の仲間たちと熱いトレーニングに汗をかいていました。


いま、おと高スキー部には赤井川村出身の女子選手が二名在籍していますが、この二人が卒業すると残念ながら今シーズンで休部になると聞いています。11年間続いたこの講習会も今年で最後になりますが、来年は違った形でまた開催できればと管内のジュニア指導の関係者は考えていると聞いています。


年々少子化も手伝って競技人口が減少している競技ですが、冬の体力づくりにも効果のある競技なので、引き続き村でもクロスカントリースキー活動へは何らかの形で応援を続けたいと思います。

2023.08.03
村長通信NO155 カルデラ公園にうごめく物体
村長の馬場です。
今日は雨予報が入っていたので午前中は曇って少しは過ごしやすかったのですが、雨は大したことが無く、午後から日が差して刺すような暑さが戻ってしまいました。今夜も寝苦しい夜になりそうです。皆さん体調管理に万全をきしてくださいね。
さて、昨日の村議会総務開発常任委員会で、現在の所長先生からの退職申し出を報告すると共に、今後の診療所の運営について協議をさせて頂きました。結論として何らかの形で村としては診療所の運営は継続させる方針で、新たな医師の確保について村が関係機関などと調整を進めることが決定しました。医師不足が叫ばれる昨今、一筋縄ではいかない案件ですが、無医村にしないという方針の下、調整に入りたいと思います。また、常盤活性化支援センターの新たな活用とベンチャープレイヤー確保などについての事業の進捗状況を報告し、ご意見を頂きましたのでそれらの意見も踏まえ、事業を進めたいと思います。

さてさて、カルデラ公園のグリーンフィールドにうごめく物体を確認した方もいるとおもいますが、実は自己完結型自走式草刈り機(家庭用ルンバのフィールド版)のデモ機がその性能を検証するため、24時間、8月9日まで動き回っています。人間などが近くに寄ると停止するので危険はありませんが、利用の際はご注意ください。犬の散歩などで犬が興味を示す場合もあるとおもいますので、飼い主の方はご配慮ください。

人口減少と共に労働力の確保が難しくなることが想定されている昨今、多くのものがITに頼ることを見越した実証実験です。どのような検証結果になるか調査を続けます。
2023.08.01
村長通信NO154 ぶっちゃけ!!ミエルカTV
村長の馬場です。
「かみむらしんや」さんがMCを務める、毎週土曜日TVHにて午前6時から放送している、情報バラエティ番組「ぶっちゃけ!!ミエルカTV」に出演させてもらうことになりました。
道内の31番目の首長として二週連続出演となります。週末の早朝なので是非ご覧くださいとはなかなか言えませんが、赤井川村の様々な取り組みを紹介させて頂いていますので、録画も有りだと思います。宜しくお願いします。
◎チャンネル → TVh7ch(テレビ北海道)
◎8月5日(土曜日)・8月12日(土曜日)
◎午前6時~(30分番組)

2023.08.01
村長通信NO153 農地の基盤整備が始まりました
村長の馬場です。
村内では道営の土地改良事業(農地の基盤整備)が進められています。

農家さんの経営形態を土地利用型作物からビニールハウスを活用した施設利用型作物へ転換してきたのは、落合ダム建設に伴い水を使った生産形態が見込めるようになって、新規就農希望者の受け入れを本格的に進めるようになってからです。約30年程前からの取り組みです。
今回道営で土地改良事業を進めるのは、前回の道営事業から農家さんの世代交代も進み、農地の利用形態もさらに変化してきたことに加え、畑地灌漑施設の整備更新を希望する農家さんの経営計画を実現するためです。

受益範囲としては前回ほど大規模ではありませんが、今後とも赤井川村の農業を基幹産業して展開してゆくには必要な事業です。今後5年程度掛けて希望する農地の整備を進めることになります。
完成後に整備された農地を見るのが今から楽しみです。
