むらのできごと
2024.01.22
村長通信N0179 調印式
村長の馬場です。
本日三本目の投稿です。日々の日程が詰まってくるとついつい情報発信が疎かになってしまうので、出来るときにまとめて投稿するという姑息な手段を取ってしまいます。笑
先週の金曜日北海道森林管理局石狩森林管理署と赤井川村が「第1期赤井川地域森林整備推進協定」を締結したというお話です。
赤井川村はゼロカーボンを推進する手法のひとつとして、森林資源の有効活用と村有林の計画的整備を掲げています。そのため令和5年度から5年ごとに村有林の整備計画を立てながら事業を推進することとして取り組みをスタートさせています。
実はこの取り組みを始めるにあたり、既存の人工林の生育状況や施業方法、植林の方法など様々な角度から検討するにあたり、石狩森林管理署と後志総合振興局林務課及び森林室に協力を仰ぎ、指導・アドバイスを頂いておりました。
その検討の中で、国有林に囲まれている本村の立地から石狩森林管理署と赤井川村が連携・協力して効率的な森林施業や路網整備に取り組んだり、伐採木の販路においても国有林材の販路も活用できるよう共用の土場(ストックヤード)を設置して木材の協調出荷を行うことにより、民有林材全体の安定供給や森林整備をしやすくする環境づくりにも繋げられ、森林資源の循環利用にも繋げて行くことができることから、これらを目的に協定を締結させてもらいました。
具体的に令和7度に協調出荷をスタートさせ、その後現場を調査しながら継続的に取り組むことになります。
森林資源を適正に有効利用するこもゼロカーボンへと繋がる大きな取り組みです。
2024.01.22
村長通信NO178 石田くんがやってきた
村長の馬場です。
先週の水曜日の夜、かぼちゃ王子こと阿部君から「石田さんがやってくる(上毛町役場農政係長)」との突然の知らせがあり、詳しく聞くとプライベートで赤井川村の冬を体験にくるとの話でした。
※農村フェスで顔なじみなった赤井川村職員たちとも再会
福岡県上毛町は阿部君が冬と夏二回かぼちゃを生産している町で、石田くんは阿部君の受け入れを担当してくれている農政係長です。
昨年9月に開催した農村フェスにも「上毛ショップ」を開いてくれるために来村してくれており、多分今回で3回目の来村のようですが、冬は初めてとのことなので阿部君のコーディネイトで冬の赤井川村を十分満喫して貰えたことでしょう。
三月には阿部君のかぼちゃの定植が始まると聞いていますし、上毛町として地元の農家さんとも協力して新たなかぼちゃの加工品づくりにも挑戦すると聞いています。今年も上毛町で阿部君がお世話になります。石田君これからも宜しくお願いしますね。
2024.01.22
村長通信NO177 再生可能エネルギー
村長の馬場です。
今日は午後から天候が荒れる予報と聞いています。湿気の多い雪は重く滑りやすいので、降りすぎ注意と天に向かって叫びたいところです(笑)
さて、先週の月曜日に村議会議員のみなさんと大樹町と中札内村へ勉強に行ってきました。
村では現在再生可能エネルギーを活用したゼロカーボンへの取り組みを進めていますが、その計画のひとつとして役場庁舎の改修を色々と検討しています。
現在の役場は建築から約50年程が経過しています。元々三階建てを想定して建設されているので耐震的には問題なのですが、建物自体が古いので暖房は電気を利用、断熱性も悪いことから冬場の電気代は高くなり、典型的に夏暑く冬寒い建物になっています。新たに建て替えるとなると相当建設費が必要となることから、なんとかリフォームで対応できないか検討しています。
特に役場庁舎の場合、災害時の本部機能や住民の避難場所となる中核施設のため、様々な機能を充足させて、地熱や太陽光などの再生可能エネルギーを活用できる庁舎にリフォームし、今後25年程度継続して利用したいと考えています。
そこで、最新の考え方とシステムで再生可能エネルギーを活用した庁舎を整備をしている両町村を訪問し、目で見て耳で聞いてきました。やはり直接現場を見せてもらうとイメージが掴め、我々としては非常に参考になりました。
大樹町長をはじめ職員のみなさん、そして中札内村長をはじめ職員のみなさん、忙しいなか時間を割いて丁寧に対応して頂き心から感謝します。
村としては今後更に具体的なリフォームの検討を進め、計画実現を目指したいと思っています。
2024.01.10
村長通信NO176 仕事始め
※昨日投稿予定だったため昨日の事としてご覧ください。
村長の馬場です。
新年あけましておめでとうございます。年頭の挨拶は別ページの「村長室」に掲載していますのでご一読頂ければ幸いです。
今年は元日から能登半島地震や2日の羽田航空機衝突事故が発生するなど波乱に満ちた年明けとなりました。今回の震災や航空機事故でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地で被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げます。被災地ではまだまだ復旧というよりは救援・救助活動の真っ最中ということですが、1日も早く被災者の皆様の生活に落ち着きが戻るよう願っております。
仕事始めの訓示でもお話させて頂いたのですが、「今回の震災を我がことと捉え、災害が発生した場合の備えや動きを職員個々に今一度確認すると共に役場内の情報共有を徹底して頂きたい」旨のお話をさせて頂きました。
さて、新年最初の仕事は7日に開催した成人式でした。今年の赤井川中学校を卒業した対象者は5名と近年では一番少ない学年となりますが、その分兄妹のように仲の良いクラスでした。残念ながら都合により2名が欠席したため3名の出席でしたが、すっかり大人びた姿に驚かされました。一人は子供のころからの夢であるパン職人を目指し製造業で修業している男子。一人はこの4月から保育士として働くことが決まっている女子。そしてもう一人は考古学を勉強し将来は学芸員を目指している大学生の男子です。村の子供たちが夢を持ち進んでいる様子が確認できる成人式は毎年楽しみにしている式典のひとつです。彼らの将来に幸多かれと願うばかりです。
8日は赤井川村消防団の出初式でした。前日からの大雪の影響で団員の参加は全体の3分の1程度でしたが、野田団長のもと粛々と進行する式典は厳粛さが漂い背筋が伸びました。私も挨拶のなかで日頃の消防団活動への感謝といざという時に村民が頼りにしているのは消防団の皆さんである旨を伝えさせて頂きました。当日式典後に懇親会を予定していましたが、能登半島地震で仲間が大変な思いで活動している状況に鑑み会を中止としたため、団員の皆さんはそれぞれ除雪活動に戻って行きました。
それにしても一気に雪が積もり平年並みになりました。年明けまでは「今年は雪が少なくスタート出来て良かった」と呑気にしていたのですが、やはり赤井川村です。やるときはやる。降る時は降る。今週はちょこちょこ雪が降る予報になっています。ただあまり一気には降らないでほしいところです。
明日から東京・千葉へ出張のため役場には不在となりますが、来週は新年度予算の村長査定を予定しており、新年の仕事も本格化します。
2023.12.29
村長通信NO175 仕事納め
村長の馬場です。
赤井川村役場は今日29日で仕事納めです。村民の皆様をはじめ、関係機関の皆様には今年一年大変お世話になりありがとうございました。今回の年末年始のお休みは曜日の関係で1月8日までの10連休となり、仕事始めは1月9日からになりますので何卒宜しくお願いします。
仕事納め恒例の大掃除が午後3時から一斉に始まり、職員は自分の机の周りをはじめ、窓や照明器具、ロビーまわり等、手の届く範囲を隅々まで綺麗に掃除します。
私も村長室は自分で掃除をするので、窓から机周りから置物まで綺麗に磨きました。日常的に拭き掃除はしているのでそんなに汚れはないのですが、それでも全体をひと拭きすると空気が綺麗になった気がします。飾ってある置物などもひとつひとつ拭いていると結構いろんなものが置いてあるのに改めて気が付きます。
さて、今年は4月の村長選挙で二期目を担わせて頂く事になり、この間様々な取り組みを進めさせて頂きました。取り組み等の概要につきましては広報1月号と村のホームページ村長の部屋に後日アップしますのでここでは省略します。とにかくあっという間に年末まできた感じがします。ただ、日本国内の政治・経済の情勢や世界各地で起きている戦争や紛争が私たちの生活を少なからず脅かしているのは事実です。そしてこんな状況下だからこそ赤井川村の村長としては村民が安心して暮らせる環境をつくり、安全と安心を提供するのが一番の仕事であると考えていますので、引き続き宜しくお願いします。
村民の皆さんをはじめ関係する皆さんに素晴らしい新年が訪れることをご祈念して今年最後の投稿を終わります。
2023.12.28
村長通信NO174 15年目審査無事通過
村長の馬場です。
午前中雪は少々舞っていますが、比較的穏やかな日となっています。カルデラ盆地を囲む山々が白く霞んで来たので、これから多少雪が強くなりそうな気配もしています。
さて、今朝決済書類に目を通していると「日本で最も美しい村」連合15年目審査結果の通知文章がありました。
赤井川村は「日本で最も美しい村」連合設立7団体のメンバーとして2005年に加盟審査を受け加盟を果たしたと記録されています。実は連合加盟は一定の審査基準をクリアーした団体が加盟できるシステムとなっています。今年は加盟以降義務付けられている3回目審査となる15年目審査(実質18年目)の年であり9月に審査を受けていました。
※加盟団体が増えた事に加えコロナ感染症も影響し審査は18年目となっている。
資格審査レポートには「評価ポイント」や「課題と将来に向けた改善提案」が示されており、様々な角度から審査しているいるため興味深く読ませてもらいました。
結果は総合評価「B」で審査通過となりました。
私の代で審査不通過は避けたいと思っていたので、取り合えず一安心です。ただ連盟加盟の効果を広く村民と共有出来ていると胸を張れる所までは到達できていないので、今後も道内加盟9町村はもとより、全国59加盟団体とも連携し、美しい村連合活動を効果的に展開できるよう継続した取り組みを進めたいと考えています。
2023.12.27
村長通信NO173 素敵なプレゼントが届きました
村長の馬場です。
暮れの楽しみは、来年のカレンダーをどのように選ぶかもそのひとつですね。機能性かデザインか等々人それぞれだと思いますが、一年間お付き合いしてもらう品物ですから、気に入った物を傍に置きたいと思うのは自然なことです。
そ~んな事を考えていたら今朝素敵なプレゼントを頂きました。
そのプレゼントとは、今は良縁があって札幌に在住している版画家 武田志麻さんが制作したカレンダーです。志麻さんは北海道内はもとより全国の展覧会にも出展し、数々の賞を貰うほどの実力派の版画家です。村に在住していた頃から自然をベースに日常の何気ない暮らしを題材に作品を制作していて、近隣のギャラリーや美術館で個展なども開催するなど、赤井川のこの環境をとても愛してくれている方です。先月も村民を対象に版画による年賀状づくりの講師を務めてくれるなど、ご両親が村内で農業を営んでいることもあり、時々帰省してくれているようです。
その志麻さんのお母さんが今朝カレンダーを届けてくれました。以前にも版画カレンダーを届けてくれたことがあり、役目が終えたカレンダーは私の自宅に飾られています。
早速村長室に貼らせてもらいました。2024年は志麻さんのカレンダーと共に仕事に励みます。
2023.12.27
村長通信NO172 小林花音入賞
村長の馬場です。
例年に比べ12月としては少雪の赤井川村でしたが、先週から少しずつまとまった雪が降りはじめ、ようやくいつもの雪景色が戻ってきた気がします。ただ年末年始は気温が高くなる予報のため屋根からの落雪や山では雪崩が心配されます。みなさんくれぐれも雪の事故には注意してください。
さて、クロスカントリースキー競技の少年団活動が盛んな赤井川村も、近年は少子化も手伝って競技人口は減少していますが、冬の到来と共に子供たちは毎日元気に雪原を走り回っています。
そんな少年団の先輩である小林花音さん(赤中卒・おといねっぷ美術工芸高校クロカン部)が昨日から開催されているFIS Far East Cup クロスカントリー音威子府大会高校女子クラシカル部門で6位に入賞するというニュースが入ってきました。
※左が花音さん、右が花凛さん
花音さんは姉の花凛さんと共に保育所時代からクロカンを始め、高校まで続けているアスリートですが、全国規模の大会で入賞したのは初めてです。こつこつ練習を積み重ねてきた努力が少しずつ結果に表れてきたということですね。今日はフリー部門のレースなのでその結果も楽しみです。
来春からは姉妹で札幌市内の大学へ通いクロカンスキーを続けると聞いています。是非今シーズンは大学に繋がる滑りを姉妹で見せてほしいものです。
※左から遠藤音威子府村長・花音さん・石田正子さん(JR北海道)・花凛さん
花音さん入賞おめでとう。
2023.12.20
村長通信NO171 師走
村長の馬場です。
10月後半から11月中旬までは上京するすることも多く、また地区別懇談会で村民の皆さんと意見交換するなど、忙しい毎日を過ごしていたら、早くも師走の時期になってしまいました。
今年の12月は思いのほか雪が少ないと思っていたら、昨日から少し本気をだしてきたのか、赤井川らしい12月の景色となってきました。
12月の定例議会は先週金曜日閉会しましたが、議員の皆様には提出した案件を全て承認、決定して頂き、また一歩仕事を前に進めることができることに安堵しております。
話は変わりますが、先日キロロクラブメッドグランド(旧ホテルピアノ)のオープンセレモニーに案内を頂き出席させて頂きました。ホテル内を見学させて頂きましたが、1階フロント周辺と2階部分は大きく改装され、以前のイメージとは随分変わり華やかになっていました。以前タウンという名称のエリアは一部日帰り利用が出来るレストランもあるようです。オープニングはカルデラ太鼓保存会の演奏で会場を盛り上げてくれていました。私も地元代表としてスピーチさせて頂きましたが、目の前にいる方々は私の知る関係者以外は海外の方が多く、通訳をお願いしてのスピーチでした。
後10日程で今年も終わりを告げることになりますが、まだまだ忙しい日々が続きそうです。
2023.10.19
村長通信NO170 ウガンダからのお客様
村長の馬場です。
夏から初冬に一気に季節が移り替わっていくように、足早に紅葉も進んでいる赤井川村です。
今週は月曜日に臨時議会を開催して頂き、9月の大雨で崩れた法面等復旧予算の専決処分案をはじめ、温泉施設のボイラー等改修工事契約及び山村活性化支援センターの指定管理者の指定、補正予算案について慎重審議を頂き可決決定して頂きました。また、小学校の適正配置の特別委員会も同日開催して頂き、教育委員会から検討状況の報告をさせて頂きました。
そのほかに議会協議会も開催して頂き、役場内で検討を進めている事案について説明させて頂き、議員の皆さんからのご意見を更なる検討の課題とさせて貰うことができました。
来年度予算編成に向けた準備も既に始まっており、秋の深まりと共に役場も忙しい日々が続きます。
さて、昨日北海道国際交流・協力総合センターからの依頼で、JICAプログラムの「ウガンダ国西ナイル・難民受入地域レジリエンス強化プロジェクト」の研修として、ウガンダ国の行政機関職員13名が本村を訪問してくれました。
対応は主に総務課と産業課職員があたってくれたのですが、私も歓迎の挨拶をさせて頂きました。
赤井川村での研修テーマは「赤井川村の農業・6次産業化の取り組み」というもので、役場と生産者や生産者組織との連携や特産品開発の取り組みを中心に、農業振興全般に係わる取り組みの説明をさせてもらいました。
ウガンダ国を含めた周辺国は多くの課題を抱えており、そのなかでウガンダ国は周辺国から難民が多く流入する中心国のため、難民も含めた新たな国づくりや地域づくりの計画策定を急いでおり、その計画策定調査の一環として日本を訪れていると説明を受けました。
ウガンダ国には村という行政単位はないようですが、村内の様子をみた感想として「自分たちの村のイメージからすると赤井川村は町です。」と感想を伝えてくれました。赤井川村の取り組みが少しでもウガンダ国の発展の参考になればこれほど嬉しいことはありません。