むらのできごと
2016.03.08
今月のオススメ図書(2016年3月)
今月は、今話題の女性作家8名の作品をご紹介します。
直木賞を受賞された西加奈子さん、三浦しをんさん、桜庭一樹さん、桜木紫乃さん、角田光代さん、
辻村深月さんや「イヤミス」の女王・湊かなえさん、「ラブコメ」の女王・有川浩さんなど、
個性豊かな8人の女性作家さんの作品を選んでみました。
この機会に、読んだことのない作家さんの作品もぜひ読んでみてください。
「サラバ!」 西加奈子著
1977年5月、圷歩(あくつあゆむ)はイランで生まれた。父の海外赴任先だ。
チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命の後、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、
今度はエジプトへ向かう。後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けていることも知らずに-。
「舟を編む」 三浦しをん著
玄武書房に勤める馬蹄光也は営業部では変人として持て余されていたが、
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。
個性的な面々の中で、馬蹄は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく積み上げられていく。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか-。
「霧 ウラル」 桜木紫乃著
舞台は北方領土問題に揺れる、昭和30年代の根室。
水産会社を営む地元有力者の家に生まれた三姉妹の次女、珠生は15歳で家を飛び出し、芸者として働いていた。
「姉と妹に挟まれた自分の居場所は、自分で見つけるしかない」
しがらみに満ちた土地で、自ら人生を切り開き生きようとする珠生の、女としての戦いの物語。
「伏 贋作・里見八犬伝」 桜庭一樹著
伏-人であって人でなく、犬の血が流れる異形の者-による凶悪事件が頻発し、幕府はその首に懸賞金をかけた。
ちっちゃな女の子猟師・浜路は兄に誘われ、江戸に伏狩りにやってきた。伏をめぐる、世にも不思議な因果の輪。
光と影、背中あわせにあるものたちを色鮮やかに描く傑作エンターテインメント。
「家族シアター」 辻村深月
お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、
弟も、妹も、孫だって-。ぶつかり合うのは、近いから。すべての「わが家」に事件あり。
ややこしくも愛おしい家族の物語、全7編!
「植物図鑑」 有川浩著
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です-。
思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のうえ、重度の植物オタクだった。
樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな日々が始まった。
とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)”道草”恋愛小説。
「望郷」 湊かなえ著
暗い海に青く輝いた星のような光。
母と二人で暮らす幼い私の前に現れて世話を焼いてくれた”おっさん”が海に出現させた不思議な光。
そして今、私は彼の心の中にあった秘密を知る・・・。
「海の星」他、瀬戸内の島に生まれ育った人々の愛憎を描く連作短篇集。
「紙の月」 角田光代著
ただ好きで、ただ会いたいだけだった-。
若葉銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は梅沢梨花41歳。
正義感の強い彼女がなぜ?そして逃亡の末、梨花が最後に見つけたものは?!
あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長編小説。
教育委員会図書は、村民どなたでも借りることができます。
役場1階ロビーにて、毎日午前8時30分~午後5時15分まで
365日役場開庁時間であればいつでも借りられます。
この機会に一度足を運んでみてください。
投稿者:教育委員会