2023.5.25
赤井川村ゼロカーボンシティ宣言の表明
令和5年第2回赤井川村議会臨時会(令和5(2023)年5月22日)において、馬場村長が2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
ゼロカーボンシティとは、「脱炭素社会に向けて、2050年までにCO2(二酸化炭素)の排出を実質ゼロにすることを目指す地方自治体」です。
村では、2015年のパリ協定及び2020年の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする日本政府の方針に賛同し、「赤井川村ゼロカーボンシティ」をここに宣言し、森林資源・温泉熱・地熱等自然由来の再生可能エネルギーの公的活用等によりカーボンニュートラルを推進していきます。
【赤井川村ゼロカーボンシティ宣言(令和5年第2回赤井川村議会臨時会 所信表明抜粋)】
近年、地球温暖化が要因とされる気候変動の影響により、地球規模で自然災害が頻発していることは既にご承知のことと思われます。
村ではこれらの現状を踏まえつつ、再生可能エネルギーの活用について調査・検討を進め、令和3年3月には「赤井川村エネルギービジョン」を策定し、第一段として温泉熱の利活用事業を進めつつ、更なる再生可能エネルギーの効率的活用について調査・検討を進めています。
これらの取り組みの中から、二酸化炭素の排出量の低減の必要性を感じ、村民をはじめ各種事業者の皆さんにもご協力を頂いたデータを基に、北海道大学と連携し、今年の3月に現状の二酸化炭素排出量の推計をベースとして、地球温暖化対策実行計画を兼ねる「ゼロカーボンビレッジAKAIGAWA推進戦略」を策定させて頂き、赤井川村の美しい景観と共生し、暮らし・産業と共生するゼロカーボンの村づくりを推進するという村としての方向性を示させて頂きました。
この推進戦略については今後村民の皆さんに説明させて頂く事としておりますが、私としては村の現状を把握することが出来ましたので、赤井川村を未来の世代に繋げていくためにも地球規模で取り組みが求められている脱炭素化の取り組みと連動する形で事業展開したいと考えています。
このため、私は、2015年のパリ協定及び2020年の二酸化炭素排出量を実質ゼロにする日本政府の方針に賛同し、「赤井川村ゼロカーボンシティ」をここに宣言し、森林資源・温泉熱・地熱等自然由来の再生可能エネルギーの公的活用等をスタートとしてカーボンニュートラルを推進します。
加えて、村の自然環境や景観等に配慮した保全と開発をバランスよく進め、持続可能な村づくりをより強く推進するため、景観法に基づく景観計画の策定を進めます。
〇赤井川村のカーボンニュートラル
赤井川村・脱炭素と地域活性化コンソーシアム住民向けパンフレット (PDF)
(構成:北海道大学大学院工学研究院・(株)ジェイアール東日本企画・赤井川村)
ゼロカーボンビレッジAKAIGAWA推進戦略(赤井川村地球温暖化対策実行計画(区域施策編・事務事業編))
〇関連リンク
環境省 地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況
https://www.env.go.jp/policy/zerocarbon.html
北海道庁ゼロカーボン推進局