目指せ!新規就農!赤井川農家道2021 Vol.5
みなさん、こんにちは。
赤井川村農業委員会事務局です。
今回ご紹介する新規就農研修生は、
日野 雄大さん
- ■出身
- :
- 札幌市
- ■趣味
- :
- スノーボード、ドライブ、キャンプ、映画
- ■好きな曲/歌手
- :
- J-POP、ROCK、HIP-HOPなんでも聞きます
- ■いってみたい場所
- :
- 多人種が集まるニューヨークを見てみたい
- ■好きな野菜
- :
- もちろんトマト
- ■受入先(研修先)
- :
- 原口農園
取材は研修先の原口農園さんにお邪魔しました。
今の時期は主にミニトマトの収穫、わき芽取り、誘引作業の繰り返しとのことです。
わき芽とは葉や茎の付け根から出てくる芽の部分。このわき芽を放置すると主枝の栄養分も奪い、充実した実が収穫できないため、丁寧に取り除きます。
ミニトマトの誘引作業。斜めにつるを誘引し、収穫しやすいように導いていきます。
前日に熟したトマトの収穫作業を行ったとのことで、写真のトマトはまだ青いですがプリっとまん丸でとってもおいしそうでした!
それでは日野さんをよく知ってもらうための質問コーナー!
- これまでの経歴を教えてください。
- 高校卒業後、ワーキングホリデーでいったニュージーランドのオークランドで日本食レストランの調理をしていました。
海外生活をしていく中で様々な国の文化に興味を持ち、文化を知ることでより深いコミュニケーションを図れると考え、思い切って27歳で英文科の大学生になりました。
その後、貿易関係の仕事を目指しましたがなかなか難しく、日本のソフトウェアの会社に就職し、フィリピンで現地スタッフの通訳として本社との橋渡しをしていました。
- 日本との文化の違いとは?
- 人のベースって思春期までどう過ごしたかによって大きく変わると思うんです。
日本だと小学校の6年間と中学校の3年間、合計9年間の義務教育ですが、国によって全く違うし、当然その内容も異なるわけですから、もうそこから大きく違うわけで。
他にも、日本では家の中で靴を脱ぐのは、気候や家のつくりもありますが、外の邪気を家に持ち込まないっていう意味もあるそうです。
海外にはそもそもその思想がないので、文化の違いが生まれますよね。
海外の文化を学ぶことで、反対に日本文化のはじまりを知るきっかけにもなりました。
- 農家を目指すきっかけはなんですか。
- フィリピンで生活していた時に目の当たりにしたのが公害でした。
ゴミの回収業者が来ないのは日常茶飯事で、あの暑さですからハエや悪臭がすぐに広がるんです。
日本に帰ってきたときにきれいな空気や水、環境の贅沢さを強く感じ、自然の中に身を置きたいと思い、農家のアルバイトを始めたのがきっかけです。
冬はキロロで働き、赤井川で3年間過ごしていく中で「自分でやっていきたい。
やるなら赤井川しかない。」と思いました。
- 農業研修を受けるとき、誰かに相談はしましたか。その時の反応はどうでしたか。
- 親に話しました。自分の性格をよく理解してくれているので、「あ。そう」だけでした(笑)
- 研修開始前とのイメージギャップはありますか。
- ギャップとは違うかもしれませんが、自分が作ったものをどうやってお金にするかを深く考えるようになりました。
今までは、作って収穫まででしたが、どうやって販路を確保・拡大していくか考えるのが、不安もありますがワクワクしています。
- 赤井川の第一印象やエピソードがあれば教えてください。
- 第一印象は「なんもないなぁ」でした。その環境が好きです。
- 就農に向けての意気込みをお願いします。
- いい野菜作りと経営、どちらも頑張って勉強していきたいと思います。
次回は研修生4人目のご紹介をします。
(赤井川村農業委員事務局)
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