目指せ、新規就農!赤井川農家道~第5回
~第5回~
みなさん、こんにちは。
赤井川村農業委員会事務局です。
なんと、令和元年8月3日(土)、4日(日)に赤井川村でカルデラの味覚まつりが開催されます。
農家さんが一生懸命育てた野菜の販売や、楽しいイベント盛り沢山ですのでぜひお越しください。
それでは、第5回の今回は味覚祭りにとても関係のあるこちらの作物からご紹介します。
今回まずご紹介するのはメロンです。こちらは『ルピアレッド』という赤肉の品種。
メロンは味覚まつりの目玉ともいえる、赤井川村の味覚食べ放題において主役となる作物です。
今回、取材にお伺いしたのは『柳澤農園』さん。
経営者の柳澤さんは平成28年に赤井川村で研修を開始し、2年間の研修を経て
平成30年に新規就農者として営農を開始しました。
柳澤さんのメロンは味覚まつりの食べ放題に出荷を予定しています。
今年も来場した方に美味しいメロンを食べてもらうために、追肥として液肥を
葉面散布という方法で何度も行ったそうです。
葉面散布というのは、追肥を行う方法の一種ですが、字の通り「葉」に液体肥料を散布します。
植物は、根だけでなく葉からも栄養を吸収出来るんです。
メリットとしては、液肥は濃度が薄いため根に与えるストレスが軽減されるといわれており、
さらに散布してすぐに効果が期待できるという点などです。
また、柳澤さんは追肥の葉面散布のほかに1本の茎になるメロンを通常5,6個のところを
2個ほどに摘花を行い一つの実に養分を集中することで美味しいメロンを育てています。
こちらがメロンの花です。
ウリ科なので、南瓜やスイカに似ている黄色い可愛いお花です^^
メロンは実がついてからの水管理が大切だそうです。
また、メロンの美味しさは糖度だけでなく香りなど色々な要素があるそうで、柳澤さんも
まだまだ勉強中です・・・。と話していました。作物を育てるのは奥が深いです・・・!
その他、柳澤農園では様々な野菜を育てているということでメロンのほかに珍しい野菜はありますか?
と尋ねたところ、ちょうどオクラの花が咲いてるよ。ということで、貴重なお花を撮影してきました。
こちらがオクラのお花です。大きな白いお花でとっても綺麗ですね!
柳澤さんと南国のお花みたいだね。と話していて気になったので調べてみたところ
諸説ありますが、原産地はアフリカやインドなどの熱帯地方といわれており、日本には江戸時代末期に
一度入りましたがあまり定着せず、明治初期にアメリカから本格的に輸入され当時は「アメリカネリ」
と呼ばれていたそうです。現在皆さんが呼んでいる「オクラ」という名前は一見日本語のようですが
西アフリカのトウィ語「nkrama(ンクラマ)」が語源と言われています。
こちらは、バジルのお花です。小さくてかわいい!
葉の部分はよくピザなどに使われますが、お花は育てていないとなかなか見られませんね。
今回の取材は、初めて見るオクラのお花やメロン栽培の奥深さなど本当に勉強になりました。
赤井川農家道の取材を通して私も改めて赤井川村の農業の魅力を感じています。
次回の更新もお楽しみに!!
第6回はこちら⇒赤井川農家道第6回
前回の記事はこちら⇒赤井川村農家道第4回
(赤井川村農業委員会事務局)